WFアフターレポート

前回までのあらすじ

準備もそこそこに開場まえの雰囲気を満喫していたS.I.NとJiska。 いいかげん荷をとりにいったところ、スタッフから衝撃の一言が!!

「お荷物は今、違う営業所に在ります。」

なにぃぃぃぃぃぃッ!!!?
何故!?そんな事が起きたのか。
「送り先住所が城支店ではなく城支店になっていまして……」
は?持って来た送り状をよく見ると……本当だぁぁぁぁッ!!! 愕然としつつも確認しなかった自分にも過失があるので怒り切れないのが余計に頭にきた。 初参加にして製品が間に合わずペナルティ喰らったのでは笑えも泣けもしない。 事実上WF参加を1人でお膳立てしてきたS.I.Nは、自分の夢が音を立てて崩れていく様であったと、後に振り返る。

だが!11:30までには会場に届くという担当者様からの天の声を聞き、クモの糸を掴んだ我々は箱作り、インスト折りを開始! 開場後しばらくは謝るのが仕事だ!本当は展示にも凝りたかったが時間がなく

中央:開場を待つJiska。顔をお見せすることはできません これだけ。両サイドのディーラーが豪華なので余計に貧相だ。

そしていよいよカウントダウン!!5,4,3,2,1,開場!と同時に入り乱れる人、人、人。 こいつが噂のディーラーダッシュかッ!!こりゃあ徹夜組よりタチが悪いわ。俺も買いたい物があったが、 これを見てまたも絶望を受ける。何しろそれは販売数10個。 しかし、男には、負けるとわかっていても闘わねばならん時がある! 目的のブースに行くぞ! そのブース“怪物屋”の列に並ぶと

人の波が押し寄せ 堤防は決壊寸前 目の前には入場口。おおおおお、膨らむ膨らむ。恐るべきは物欲パワー。 こんな光景が観られるのもディーラー参加したからと思うと感慨深い。

ここで留守番をすることになった俺はしばらく留守番。 突風に見舞われデスモドゥスが倒れたり折ってる途中だったインストがアンゼルセン神父の聖書のごとく散乱したりで 独りはなかなかしんどかった。Jiska

さて、目的物GMKゴジラが自分の二人前で売切られるのを見、すごすごと自分の戦場に戻る。、

11時過ぎに製品到着!!転送代\11200!!箱を開けるとパーツはデスモドゥスとヴェドゴニアの区別がつけられていなかった…… (そりゃそうだ。型毎に袋詰するな、普通)。 今日は、落ち込む要素が多い。しかし今日は、落ち込んでいるヒマなど無い。 パニック寸前で立ち止まり、仕分け開始。接客を電子参謀に任せ、ひたすら袋詰め。周りのディーラー様、申し訳ありませんでした。

14:00。やっとこさ箱詰めが終わり、サンプル提出を済ませる。メシを食う気力も無い。Jiskaはグロッキー。 俺は気力を奮い起こしニトロブースへ。おお、けっこう有るなニトロ物!

デスモドゥス。黒がカッコいい 他にもデスモドゥスを造る馬鹿が居たとは。しかもいい具合に“オラ”していて、全体のまとまりは俺より上だ。 勿論サムクラもここに飾ってもらう予定だったが、2組は造れなかった。と、無念をJOYまっくす士に伝え、次回こそはと約束をする。 と、ここでもう15:00。もうウチには客が来ないだろうと踏み、残りの一時間展示して頂く事にした。
「これで少しでも宣伝できれば」
という下心まる出しだったが、やって良かった、後で思った。何故ならその御蔭でニトロのHPに載ったから。

お疲れ様でした。 17:00。見本を回収し撤収。駅へ向かう同志の群れ。お疲れ様でした。

21:30。自宅に到着。丸一日で帰って来たのだが、俺はもう三日は留守にしていた感覚だった。 くたくた。ぐでぐで。写真の整理すら出来ない。窓間涙に戦況報告をするのが精一杯。 まもなく睡魔が夜の闇と共に俺とJiskaを包み込んでいくのだった。

終。